建設業許可・CCUSを急に求められた
建設業許可・CCUS建設キャリアアップシステムを急に求められることは少なくありません。
元請様から今まで何も言われなかったのに急にお声がかかることがあります。
『建設業許可が必要になったから』
『CCUS建設キャリアアップシステムが必要だよ』
法的には建設業許可が不要な工事はたくさんあります。
建設キャリアアップシステムも現状(2022年9月時点)では義務ではありません。
ただし、その現場を取り仕切っているのは元請様です。
違法行為でなければ基本的に元請様が決めたルールを守る必要性があります。
『今までは良かったのに何で?』と思われる方も多いでしょう。
ただ、求めれらたという現実を前にできることは多くありません。
そもそもCCUS建設キャリアアップシステムって何?という方
⇒CCUS 建設キャリアアップシステムとは? – 行政書士藤本啓志事務所 (fujimoto-gyoseishoshi.com)
⇒ホーム: 建設キャリアアップシステム (ccus.jp)
建設業許可って言われてもという方
⇒建設業許可 – 行政書士藤本啓志事務所 (fujimoto-gyoseishoshi.com)
建設業許可やCCUSを求められて取りうる選択肢
『急に言われも無理だよ』と言うことができる場面はそう多くはないと思われます。
だって決まったことだから。
法的に必要かどうかは別として取得を推奨されている現実を
見て見ぬふりをしていた、もしくは、知らなかったという現実は受け入れましょう。
では、現実的に取りうる選択肢は何があるでしょうか?
- とにかく急いで取得する
- いつまでに必要か確認し急いで取得する
- 今回は諦めるが取得すれば今後は大丈夫なのか確認し取得する
- 諦める
- そんなこと大事なことを急に言ってくるような取引先とは今後付き合わない
他にもあるかもしれないですし、もっと選択肢が狭い可能性もあります。
元請様との関係性にもよるでしょう。
選択肢4・5を選んだ場合
選択肢4・5を選んだ場合は話が早いです。
話はそこで終わります。
建設業許可やCCUS建設キャリアアップシステムを求められない現場は
まだまだたくさんありますので探せばよいのです。
口で言うほど簡単ではありませんが選択肢として確かに存在します。
仕事をとってくることは決して簡単ではありません。
それが簡単にできるならば既にやっているはずです。
ですが現実を受け入れ前に進むのみです。
選択肢1・2を選ぶ場合
時間の問題
選択肢1・2を選ぶ場合、時間や要件などのを
クリアできるかが問題になります。
まず、いつまでに必要なのかが大事になります。
建設業許可であれば、知事の一般でも申請後2ヶ月程度は必要です。
CCUS建設キャリアアップシステムであれば事業者登録に1ヶ月、
技能者登録に2ヶ月程度は必要です。
上記期間は申請準備期間と補正必要な時間を含みませんので
実際にはさらに時間的猶予が必要です。
元請様がこの期間を待ってくれるのか?
これは大きな問題です。
今、現実にあるのは求められたものが『ある』のか『ない』のかの2つです。
急ぐから許してもらえるとは限りません。
要件の問題
次に、建設業許可の場合は要件を満たせるのかという問題です。
建設業許可が欲しくても取れない事業者がいらっしゃる中、
急に求められて要件を満たしている方は非常にラッキーです。
時間的猶予もあり要件を満たせるならばあとは急ぐだけです。
ただし、建設業許可を取得すると以後、毎年の届や5年ごとの更新など
義務がいろいろと付きまといます。
大きな工事ができるようになるということは義務も増えるということです。
建設業許可を求められて要件を満たしていない場合
元請様から建設業許可を求められたけど要件を満たしてないことは
大いにあり得ることだと思います。
ただ、視点を変えれば要件を満たせるかもしれません。
決して簡単ではありませんが道を探ってみるも1つの考え方です。
建設業許可に詳しい行政書士であればいくつか選択肢をくれるかもしれません。
もちろん、違法な提案はしませんし、絶対無理な場合ももちろんありえます。
例えばですが、専任技術者がいないのであれば有資格者を雇用するという選択肢です。
2級土木施工管理技士の土木を持っている方であれば土木一式、
とび土工コンクリ、石、鋼構造物、舗装、しゅんせつ、水道工事の7
つにおいて専任技術者になれる可能性があります。
色々検討したけど要件を満たせない場合は選択肢3もしくは4・5になります。
選択肢3になる場合
時間的に間に合わない、今は要件を満たせないなど事情があると思います。
それでも、元請様は今後のお付き合いを否定せず
チャンスをくれたと前向きに考えましょう。
CCUS建設キャリアアップシステム
CCUS建設キャリアアップシステムであれば
資料を集めれば時間の問題で登録可能です。
難しい場合はCCUS建設キャリアアップシステムに詳しい行政書士に依頼しましょう。
建設業許可には詳しいけれどCCUS建設キャリアアップシステムは
全く知らない・取り扱わない行政書士がいるのも事実なので依頼先は考えましょう。
建設業許可の場合
どの要件が満たせないのか、どうしたら要件を満たせるのかを
建設業許可に詳しい行政書士と相談しながら目指すことをおすすめします。
もし、CCUS建設キャリアアップシステムに未登録の場合は
CCUS建設キャリアアップシステムにも詳しい先生がおすすめです。
国は2023年度から原則すべての工事おいて登録を目標にしています。
CCUS建設キャリアアップシステムの登録を求められることも時間の問題です。
さて、事業者が建設業許可を自力で取得しようとしたとき、
要件を字面で見ると簡単そうに見えることはあり得ることです。
しかし、実際に建設業許可を取得することは簡単ではありません。
必要な証拠書類は多く、申請書にも書き方のルールも存在します。
決算書をある程度読む力も必要です。
何とか頑張って仕上げて提出しても何度も何度も補正を
求められてしまうなんてことも少なくありません。
一般に新規に建設業許可を取得することは難しいことです。
まだ、求められてないけどこの記事を読んでくださった方
ここまで、記事を読んでくださってありがとうございます。
他人事に感じた方も自分に置き換えて嫌な気分になった方もいるかもしれません。
ただ、私へご相談される方は焦って連絡してくる方が多いのが現実です。
事前に備えておきたいとか事業規模を大きくしたいとかいう前向きな方は多くありません。
建設業許可を取るにしてもCCUS建設キャリアアップシステムに登録るにしてもですが、
行政書士に依頼してもしなくても費用と手間が多少なりともかかります。
経営者としては目先の事業に不要なことに費用と手間をかけるのは
コスパの悪いことかもしれません。
しかし、実際に元請様から求められた際に失う可能性のあるものは
非常に大きなものになるかもしれません。
私も行政書士である以上、綺麗ごとや建前を大いに述べたいところですが、
現実はそうでないことも多く事前にトラブル回避の保険として
CCUS建設キャリアアップシステムや建設業許可を取得することをおすすめすることもあります。
私も事業者であり全く同じですが、後悔先に立たずといいます。
目先のことだけに捕らわれず、将来のトラブル回避をしましょう。
また、求められそうになったら考えるという選択もあるかもしれませんが、
懸念事項をあえて増やすよりも先にやってるからいつでも言うて来いよくらいの
気持ちの方がよいと考えます。
あえてトラブルになる可能性を残す必要はありません。
山口県で建設業許可・CCUSの代行先なら当事務所へ
当事務所はCCUS登録行政書士となっております。
2022年6月には5名しかいませんでした。
現在は少し増えておりますがそれでも山口県内に約500名の行政書士が
いる中のほんのわずかです。
山口県防府市では現在でも1名のみです。
建設業許可、CCUS建設キャリアアップシステムについて山口県全域にて対応しております。
ご相談お問合せは当事務所へ。