CCUS 建設キャリアアップシステムとは?

CCUS 建設キャリアアップシステムとは?

CCUS建設キャリアアップシステムは国は2023年度を目標に
あらゆる工事での完全実施を目指しています。
しかし、CCUS建設キャリアアップシステムと急に言われても「何それ?」
となる方も少なくないと思います。
都市部では導入が進んでいますがまだまだ山口県では遅れています。
周りが導入していないと情報もなかなか入ってきません。
少しでも参考にしていただければと思います。

当事務所は山口県内で5件しかないCCUS登録行政書士です。(2022年6月1日現在)

CCUS 建設キャリアアップシステムの目的

そもそもCCUS建設キャリアアップシステムは何のためにあるのでしょうか?

  • 技能者の資格・社会保険の加入状況前職場の
    就業履歴などを登録・蓄積して活用する仕組み
  • 技能者の能力・経験年数に応じた賃金を支払い処遇改善を図る
  • 建設業の担い手(若手い世代)の入職者を増やす
  • 優秀な技能者を抱える専門工事会社の施工能力を見える化して
    競争力を高めかつ、業界の健全化を図る

CCUS 建設キャリアアップシステムを導入する背景

CCUS建設キャリアアップシステムの目的はわかったけれど
何が問題なのでしょうか?

  • 建設技能者の高齢化
  • 長時間労働・休日が少ない
  • 受注が不安定
出典:建設キャリアアップシステムウェブサイトMicrosoft PowerPoint – µÆé¤È¬ ˆÇŽ ‡†û{2è) (ccus.jp)

CCUS 建設キャリアアップシステムのメリット

建設キャリアップシステム導入のメリットとは何があるのでしょうか?

出典:建設キャリアアップシステムウェブサイトMicrosoft PowerPoint – µÆé¤È¬ ˆÇŽ ‡†û{2è) (ccus.jp)

他にも下記のようなメリットがあります。

  • 総合評価制度における加点措置
  • 入札参加資格における加点措置
  • 経営事項審査での加点措置
  • CCUSを導入していないと入れない工事にも参加できる
  • ハローワークや公共職業能力開発施設において
    CCUS 登録企業への応募勧奨が行われる
  • 高卒新規求人においてCCUSの登録状況が確認される

※自治体や工事による

山口県におけるCCUS活用

①建設キャリアアップシステム活用モデル工事

令和5年5月より対象工事がすべての工事(工場製作のみの工事を除く)になります。

対象工事:請負対象設計額が1億円以上の工事
適用基準日:令和4年5⽉1⽇以降、⼊札公告⼜は指名通知する⼯事
      ただし、条件付⼀般競争⼊札(事前審査⽅式)で
      ⼊札参加者から⾒積を徴収する場合は、
      令和4年5⽉1⽇以降、⼊札参加資格審査結果を通知するもの
目標基準

指標土木系工事営繕系工事
平 均 事 業 者 登 録 率90%70%
平 均 登 録 技 能 者 率80%50%
平均就業履歴蓄積率50%30%

工事成績評定:目標基準を全て達成した場合に工事成績評定で1点を加点

工事成績評定における評価項目の追加

「工事成績採点の考査項目の考査項目別運用表」(土木工事)の
創意工夫について、下記の評価項目を追加されます。

・当該工事においてCCUSを活用し、
以下の1~3全てを達成した場合は1点の加点

  1. 事業者(下請)登録率90%
  2. 技能者(下請)登録率80%
  3. 就学履歴(下請)蓄積率(カードリーダー使用技能者/全技能者)50%

CCUS 建設キャリアアップシステムのデメリット

建設キャリアアップシステムのデメリットは何があるでしょうか?

  • 費用がかかる
  • 手間がかかる

とにもかくにもこの2つになると思います。

CCUS 建設キャリアアップシステムの費用

技能者登録料

建設キャリアアップカードの発行に必要となる料金であり、
カード有効期間は発行日から発行9年経過後最初の誕生日までとなります。
なお、申請時60歳以上の方の有効期限は同14年目の誕生日まで、
本人確認書類未提出者は同2年目の誕生日までが有効期限です。

申請方法登録料(税込)
インターネット(1)簡略型:2,500円
インターネット(2)詳細型:4,900円
認定登録機関詳細型:4,900円

※申請時60歳以上の方は令和5年(2023年)3月末まで、インターネット申請料を500円割引
(簡略型2,000円、詳細型4,400円)。
※カードの紛失・破損・券面書換が必要な場合は、実費(1,000円)にて再発行。

事業者登録料

事業者が本システムを利用する際に必要な登録料です。
登録の有効期限は5年間で、登録が完了した日から5年後の登録月末まで有効となります。
登録料は事業者の資本金額をもとに決まります。

資本金登録料(税込)
一人親方0円
500万円未満(個人事業主含む)6,000円
500万円以上1,000万円未満12,000円
1,000万円以上2,000万円未満24,000円
2,000万円以上5,000万円未満満48,000円
5,000万円以上1億円未満60,000円
1億円以上3億円未満120,000円
3億円以上10億円未満240,000円
10億円以上50億円未満480,000円
50億円以上100億円未満600,000円
100億円以上500億円未満1,200,000円
500億円以上2,400,000円
管理者ID利用料

事業者が建設キャリアアップシステムにおいて事業者情報(現場情報を含む)を
管理するために 必要となる管理者ID に対する利用料金です。
毎年お支払いいただく必要があります。

1IDあたり 11,400円(税込)

取得・更新日から1 年後の取得日の属する月末まで。

CCUS 建設キャリアアップシステムの手間

建設キャリアアップシステムにて事業者登録、技能者登録を
行う際に参照するマニュアルは合計100ページを超えます。
FAQ(よくある質問)は600件を超えています。
これを読み込むのは骨が折れます。

登録しないと損をする可能性があります

建設キャリアアップシステムは国が2023年度を目標に
あらゆる工事完全実施を目標にしています。
つまり、遅かれ早かれ登録する必要があります。

都道府県レベルでも導入が進んでいます

すべての都道府県で企業評価導入予定を表明しています。
2022年3月25日現在で35都道府県が導入済みです。
山口県も2022年5月~導入しました。
導入済み都道府県が増え経験知がたまってくると
一気に加速する可能性もあります。

現場に入れなくなる恐れがあります

ゼネコン現場ではCCUSカードがないと現場に入れなくなっています。
遅かれ早かれ公共工事やハウスメーカーの現場などでも
同様になる可能性が高いです。

登録料が上がるかも

2020年10月に登録料を2倍に上げた例があります。
資本金2,000万円の場合、24,000円⇒48,000円。

遅かれ早かれ登録する必要があります

建設キャリアアップシステムは国が2023年度を目標に
あらゆる工事完全実施を目標にしているとしている以上、
余程のことがなければ実施されます。
ここでデメリットの2つについて考えたときに、
遅かれ早かれ登録する必要があるのであれば
費用が発生するのは同じことです。
手間については損をする可能性があってあえて放置するのは
企業として危険なことでもあります。
また、行政書士に代行を依頼すればお客様は
手間を大幅に削減できます。

CCUS登録行政書士が登録を代行します

行政書士藤本啓志事務所は山口県に5件しかない
CCUS登録行政書士事務所です。(2022年6月1日現在)

  • パソコンが苦手でインターネット申請ができない
  • 現場が忙しくて登録する暇がない
  • いつもの行政書士が詳しくない(やってくれない)
  • 登録しようにもよくわからない

こんなお客様にかわって登録を代行いたします。

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